好き。
好き。
好き。
何度思い描いても枯れる事のないあなたへの想い。

















夜の宴




















ある晴れた夏の夕暮れ。

は阿散井副隊長に言われ残業にせいを出していた。

いつものこと。

そう、が残業で残ることは珍しいことではない。

押し付けられているわけではなく、自ら進んで残業を引き受けている。

「はぁ・・後ちょっと!」

目の前に山積みにされていた書類はもうほとんど姿を消している。

は黙々と、ただ書類に向かい文字の羅列を並び替え白紙に文字を躍らせるのが

好きなのである。

変わっている。

よく彼女を表現するのに使われる言葉だ。

だがそんな言葉はには届いてはいなかった。

「二度と、を汚す言葉を吐くな。」

を汚す言葉は、いつもふっと本人に届く前に姿を消す。

朽木は己の感情に戸惑いを隠せないでいた。

何故が汚されるのがこんなにも不快感を抱くのか。

放っておくこともできず、言葉をとめることができないのか。

が朽木の隊に入隊してまだ3ヶ月余り。

彼女が朽木に及ぼす波は確実に大きく、波紋を広げてきた。

もう、誰も愛さぬまいと誓った。

愛しい妻を失い、今義妹までも失おうとしている。

失うくらいなら、はじめから感情を見せなければよい。

わかっている。

だがはそんな朽木の思いを揺るがす。

「まだ残っているのか。」

気付けば視線は彼女を追い

「あ!朽木隊長。はい、今日中に片付けてしまいたくて。」

彼女の香りが視界を揺さぶり

。」

そうか・・私はを愛している

「はい。なんですか?」

無邪気に笑う

その笑顔を誰にも渡したくないと思う自分にいささか呆れながら

「愛している。」

素直に零れた言葉。

「・・っ!!えった、隊長?・・私もです。」

気恥ずかしそうに下を向いたを朽木はそっと抱きしめる。

座っている彼女の顔は調度朽木の腹の辺りに埋り、肩で息をしているのが

伝わってくる。

愛おしい。

愛おしい・・・。

「隊長・・あの、ずっとお傍にいてもいいですか?」

控えめに、だが強い意志が込められた言の葉が体を舞う。

「あぁ。離れるな。」

きっと

きっと・・・

傍にいよう

もう、なにも失いはしない

己の力で守り通そう

の笑顔

香り

仕草

そして・・・











あとがき
何が書きたいのか!?
という質問はおゆるしくださいませ〜!!